harryNEW
この表紙、見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?以前ペンギン社から『ハリーのだいかつやく』として出ていた作品が、新たに『ハリーとうたうおとなりさん』として刊行されました。かん高い大きな声で歌う隣のおばさん(どうやらプロの歌手らしい)の歌を、何とかしてやめさせようとするハリーの奮闘ぶりがユーモラスに描かれた幼年童話です。

絵本から物語へ、読み聞かせから自分で読む“一人読み”に上手に移行するのは、なかなか大変なことです。でも小さいときに好きだった絵本の主人公が登場する短い物語があったら…きっと子どもたちも楽しく読書の世界に入っていけるのではないかと思います。大日本図書では、これから同じような年代を対象にした作品をシリーズで刊行するそうです。次回作がどんなものか、気になりますね!

『ハリーとうたうおとなりさん』ジーン・ジオン文/マーガレット・ブロイ・グレアム絵/小宮由訳/大日本図書 1400円+税